2026年版 / AI音声・YouTubeナレーション比較
ElevenLabsとVOICEVOXを比較|YouTubeナレーションにはどちらがおすすめ?
ElevenLabsとVOICEVOXは、どちらも文章を日本語音声へ変換できるツールですが、料金、音声の方向性、商用利用条件、編集方法が大きく異なります。
結論から言うと、人間に近い自然なナレーション、多言語化、声のクローンを重視するならElevenLabs、無料運用、日本語キャラクター音声、細かなアクセント編集を重視するならVOICEVOXが向いています。
VOICEVOXは無料で商用利用できますが、VOICEVOX本体と使用するキャラクター・音声ライブラリの規約確認、クレジット表記が必要です。
ElevenLabsは、無料版で作った音声を収益化動画やクライアント案件へ使用できません。
YouTubeで顔出しや声出しをせずに動画を作りたい場合、AI音声や音声合成ソフトを使うことで、ナレーション収録の負担を減らせます。
しかし、単純に「無料だからVOICEVOX」「高性能だからElevenLabs」と選ぶと、動画の方向性と音声が合わず、後から作り直すことがあります。
解説動画、歴史動画、ニュース、商品紹介では自然な声が求められる一方、ずんだもん解説、掛け合い動画、キャラクターコンテンツでは、声の個性と認知度が重要です。
この記事では、YouTubeナレーションに必要な料金、自然さ、商用利用、クレジット表記、操作性、編集工数、多言語対応、音声クローンを比較します。
この記事で分かること
- ElevenLabsとVOICEVOXの主な違い
- 料金と利用制限の比較
- YouTube収益化で使う条件
- 音声の自然さとキャラクター性の違い
- クレジット表記が必要か
- 日本語の読み間違いを修正する方法
- 動画ジャンル別に向いているツール
- 両方を併用する方法
結論:自然な語りはElevenLabs、キャラクター解説はVOICEVOX
ElevenLabs
人間に近い抑揚、感情表現、落ち着いた長文ナレーションを重視する動画に向いています。
VOICEVOX
料金をかけず、日本語音声を大量に生成したい人に向いています。
VOICEVOX
ずんだもん、四国めたんなどを使った掛け合いや解説動画と相性があります。
ElevenLabs
海外展開、吹き替え、自分の声のクローンを使いたい場合に適しています。
声を「ナレーター」として使う → ElevenLabs
声を「キャラクター」として使う → VOICEVOX
完全無料を優先する → VOICEVOX
海外展開・音声クローン → ElevenLabs
ElevenLabsとVOICEVOXの比較表
| 比較項目 | ElevenLabs | VOICEVOX |
|---|---|---|
| 料金 | 無料版あり・有料版は月6ドルから | 無料 |
| 無料版の商用利用 | 不可 | 可能 |
| 有料版の商用利用 | 条件を満たせば可能 | 基本的に無料で可能 |
| クレジット表記 | 無料版の非商用公開で必要 | 原則必要 |
| 音声の方向性 | 自然・人間的・多言語 | 日本語キャラクター・合成音声 |
| 日本語対応 | 対応 | 日本語特化 |
| 多言語 | 強い | 基本は日本語 |
| 音声クローン | 有料プランで対応 | 標準機能では非対応 |
| イントネーション編集 | 全体的な設定が中心 | アクセント単位で細かく調整可能 |
| 利用環境 | ブラウザ・API | Windows・Mac・Linux |
| 生成量 | プランごとにクレジット制 | 基本的に回数制限なし |
| 初心者向け | 簡単だが規約と料金確認が必要 | 導入後は使いやすい |
| 向く動画 | ドキュメンタリー・広告・長文解説 | キャラ解説・掛け合い・ショート |
ElevenLabsとは
ElevenLabsは、ブラウザ上で文章を入力し、人間らしい音声を生成できるAI音声サービスです。
日本語を含む複数言語に対応し、声のライブラリ、Voice Design、音声クローン、吹き替え、音声変換、APIなどを利用できます。
声の安定性、類似度、スタイル、速度などを調整でき、動画ナレーションだけでなく、広告、ポッドキャスト、オーディオブック、ゲーム、アプリにも使用できます。
ElevenLabsの強み
- 人間に近い自然な抑揚
- 感情や話すテンポを表現しやすい
- 日本語を含む多言語に対応
- 自分の声をクローンできる
- ブラウザだけで利用できる
- 音声ファイルの書き出し形式が多い
- APIを使ってサービスへ組み込める
ElevenLabsの弱点
- 商用利用には有料プランが必要
- クレジット制で生成量に上限がある
- 再生成でクレジットを消費する場合がある
- 日本語固有名詞を読み間違えることがある
- 料金が米ドル建て
- キャラクターとしての認知度はVOICEVOXより低い
VOICEVOXとは
VOICEVOXは、無料で使える日本語のテキスト読み上げ・歌声合成ソフトウェアです。
ずんだもん、四国めたん、春日部つむぎ、青山龍星など、複数のキャラクター音声を利用できます。
キャラクターを前面に出さない音声を使いたい場合は、VOICEVOX Nemoも選択肢になります。
話速、音高、抑揚、音量、アクセント、無音時間などを細かく編集でき、日本語の読み方を自分で調整しやすい点が特徴です。
VOICEVOXの強み
- 完全無料で利用できる
- 商用・非商用で利用できる
- 日本語のアクセントを細かく修正できる
- 有名なキャラクター音声を使える
- 生成量に月間クレジット制がない
- Windows・Mac・Linuxに対応
- キャラクターなしのNemoも選べる
VOICEVOXの弱点
- クレジット表記が必要
- 音声ごとの規約確認が必要
- キャラクター感が強くなる場合がある
- 人間らしい長文ナレーションでは調整が必要
- 多言語展開には向いていない
- 自分の声をクローンする標準機能はない
- PCへのインストールが必要
料金を比較
VOICEVOXは完全無料
VOICEVOXのソフトウェアは無料でダウンロードでき、音声生成回数や文字数に応じた月額料金はありません。
長い原稿や大量のショート動画を作っても、クレジット残量を気にせず生成できます。
ElevenLabsは無料版+月額制
| プラン | 月額料金 | 月間クレジット | 用途 |
|---|---|---|---|
| Free | 0ドル | 10,000 | 音質確認 |
| Starter | 6ドル | 30,000 | 小規模な商用利用 |
| Creator | 22ドル | 121,000 | 継続的な動画制作 |
| Pro | 99ドル | 600,000 | 大量制作・API |
コストをかけず大量生成したい → VOICEVOX
月額料金を払って自然な音質を得たい → ElevenLabs
商用利用とYouTube収益化を比較
ElevenLabs
無料プランで生成した音声には商用ライセンスがありません。
収益化したYouTube動画、広告、クライアント案件、販売コンテンツに使う場合は、Starter以上の有料プラン契約中に音声を生成します。
有料契約中に適切に生成した音声は、規約と権利条件を満たしていれば、解約後も商用利用を継続できます。
VOICEVOX
VOICEVOXで生成した音声は、原則としてクレジットを表記すれば、商用・非商用を問わず利用できます。
ただし、VOICEVOX本体の規約だけでなく、使用するキャラクターや音声ライブラリの規約にも従う必要があります。
クレジット表記を比較
VOICEVOXの表記例
YouTube動画では、概要欄または動画内に、使用した音声が分かる形で記載します。
VOICEVOX:ずんだもん
VOICEVOX:四国めたん
キャラクターごとの規約で別の表記方法が指定されている場合は、その規約を優先します。
VOICEVOX Nemoの表記例
VOICEVOX Nemo
音声のみを使用し、概要欄や画面がない場合は、音声の最初または最後にクレジットを入れる方法があります。
ElevenLabsの表記
有料プランで生成し、商用ライセンス条件を満たした音声については、通常の商用利用でサービス名の表示を必須としない形で使えます。
無料プランの音声を非商用で公開する場合は、ElevenLabsが指定する帰属表示が必要です。
動画説明欄をすっきりさせたい → ElevenLabs有料版
クレジット表示に問題がない → VOICEVOX
音声の自然さを比較
ElevenLabsは人間に近い語りが得意
ElevenLabsは、文章の文脈に合わせた抑揚、間、感情、速度を表現しやすく、ナレーターが話しているような音声を作りやすい傾向があります。
特に、ドキュメンタリー、歴史、怪談、商品紹介、企業動画、オーディオブックなど、長めの語りと相性があります。
VOICEVOXはキャラクター性が強い
VOICEVOXは、声ごとの個性が明確です。
ずんだもん、四国めたん、春日部つむぎなどは視聴者にも認識されやすく、解説動画や掛け合い動画のキャラクターとして機能します。
一方、企業ナレーションや落ち着いたドキュメンタリーでは、キャラクター感を抑えるための声選びと調整が必要です。
日本語の読み間違いと修正しやすさ
VOICEVOXはアクセントを直接直しやすい
VOICEVOXでは、文章を音声記号へ変換した後、アクセント句、音高、長さなどを細かく編集できます。
地名、人名、固有名詞のアクセントが違う場合に、視覚的に修正しやすい点が強みです。
ElevenLabsは原稿を書き換えて調整する
ElevenLabsでは、日本語向けの声を選び、ひらがな、カタカナ、句読点、改行などを使って発音を調整します。
修正前
大阪府大阪市でSEO対策を開始します。
修正後
オオサカフ、おおさかしで、エスイーオー対策を開始します。
アクセントを細かく手動調整したい → VOICEVOX
原稿の書き換えとAIの表現力で整えたい → ElevenLabs
操作性と制作時間を比較
ElevenLabsの基本フロー
インストールなしで始めやすく、短時間で自然な音声を作りやすい点が強みです。
VOICEVOXの基本フロー
調整できる範囲が広い反面、自然な読み方へ仕上げるための手作業が増える場合があります。
少ない調整で早く完成させたい → ElevenLabs
時間をかけて読み方を作り込みたい → VOICEVOX
対応環境を比較
| 環境 | ElevenLabs | VOICEVOX |
|---|---|---|
| Windows | ブラウザで利用 | 対応 |
| Mac | ブラウザで利用 | 対応 |
| Linux | ブラウザで利用 | 対応 |
| インストール | 基本不要 | 必要 |
| インターネット | 基本的に必要 | 導入後はローカル生成可能 |
| API・組み込み | 対応 | ENGINE・COREあり |
VOICEVOXのCPU版はWindows 10・11、macOS 14以降、Ubuntu 22.04・24.04などが公式の動作環境として案内されています。
プライバシーと原稿管理
VOICEVOX
ローカルPC上で音声を生成できるため、未公開の台本や社内文書を外部クラウドへ送らずに処理したい場合に向いています。
ElevenLabs
クラウド型サービスのため、機密情報、個人情報、顧客情報を含む原稿を入力する場合は、契約条件とデータ取扱方針を確認する必要があります。
動画ジャンル別のおすすめ
| 動画ジャンル | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| ずんだもん解説 | VOICEVOX | 公式キャラクター音声を利用できる |
| キャラクター掛け合い | VOICEVOX | 複数の個性的な声を無料で使える |
| 歴史・科学ドキュメンタリー | ElevenLabs | 落ち着いた長文音声を作りやすい |
| 企業・商品紹介 | ElevenLabs | キャラクター感を抑えやすい |
| ショート動画量産 | VOICEVOX | 生成量を気にせず無料で使える |
| 海外向け動画 | ElevenLabs | 多言語・吹き替えに強い |
| 自分の声で発信 | ElevenLabs | 音声クローンを利用できる |
| 予算ゼロの初心者 | VOICEVOX | 無料で商用利用できる |
| クライアント案件 | ElevenLabsまたはNemo | 目的とライセンスに応じて選べる |
あなたのYouTubeならどちらを選ぶべき?
VOICEVOXを選ぶ条件
- 月額料金をかけたくない
- ずんだもん・四国めたんを使いたい
- 掛け合い動画を作りたい
- 日本語のアクセントを細かく直したい
- 大量のショート動画を作りたい
- クレジット表記に抵抗がない
- ローカルPCで生成したい
ElevenLabsを選ぶ条件
- 人間に近い自然な声を使いたい
- 長尺の解説・ドキュメンタリーを作る
- 企業・広告・商品紹介に使う
- 英語など多言語へ展開したい
- 自分の声をクローンしたい
- クレジット表記を入れたくない
- 音声編集時間を短縮したい
ElevenLabsとVOICEVOXを併用する方法
どちらか一方に統一する必要はありません。
動画の役割に応じて声を分けると、それぞれの強みを活かせます。
ElevenLabs
本編の落ち着いた説明、導入、まとめを担当します。
VOICEVOX
ずんだもんなどが質問、驚き、補足を担当します。
ElevenLabs
日本語版の台本を英語などへ吹き替えます。
VOICEVOX
制作費を抑えて投稿本数を確保します。
同じ原稿で比較する検証方法
どちらが自分の動画に合うか判断するには、同じ原稿を両方で生成します。
比較用テスト原稿
約九千万年前。
現在は氷に覆われている南極に、
雨の降る緑の森が広がっていました。
地層からは、植物の根、花粉、胞子が発見されています。
なぜ極夜が続く場所に、
温暖な森が存在できたのでしょうか。
その答えは、
当時の地球を覆っていた大量の二酸化炭素にあります。 | 評価項目 | ElevenLabs | VOICEVOX |
|---|---|---|
| 自然さ | 実音声を聞いて記入 | 実音声を聞いて記入 |
| 感情表現 | 実音声を聞いて記入 | 実音声を聞いて記入 |
| 漢字の読み | 実音声を聞いて記入 | 実音声を聞いて記入 |
| アクセント調整 | 実際に編集して記入 | 実際に編集して記入 |
| 生成時間 | 計測して記入 | 計測して記入 |
| 修正回数 | 記録して記入 | 記録して記入 |
ここにWordPress音声ブロックを挿入
使用音声:ここに記入
使用モデル:ここに記入
設定値:ここに記入
生成日:ここに記入
ここにWordPress音声ブロックを挿入
使用音声:ここに記入
スタイル:ここに記入
話速・抑揚:ここに記入
生成日:ここに記入
選び方の7ステップ
動画ジャンルを決める
ドキュメンタリーか、キャラクター解説かを明確にします。
同じ原稿を用意する
公開予定の原稿を300文字程度準備します。
両方で生成する
VOICEVOXとElevenLabs無料版で同じ文章を読み上げます。
編集時間を測る
生成から完成までの時間と修正回数を記録します。
視聴者へ聞いてもらう
どちらが聞きやすいか、第三者から意見を集めます。
ライセンスを確認する
商用利用、クレジット、キャラクター規約を確認します。
3本投稿して判断する
視聴維持率と制作時間を比較して正式採用します。
よくある質問
ElevenLabsとVOICEVOXはどちらが自然ですか?
人間のナレーターに近い自然な語りはElevenLabsが得意です。VOICEVOXはキャラクター性と日本語アクセントの細かな編集に強みがあります。
YouTube収益化に無料で使えるのはどちらですか?
VOICEVOXは、クレジット表記と各音声ライブラリの規約を守れば、基本的に無料で商用利用できます。ElevenLabsは収益化用途では有料プランが必要です。
VOICEVOXのクレジットはどこに書きますか?
YouTubeでは概要欄または動画内へ「VOICEVOX:ずんだもん」のように記載します。使用するキャラクターの個別規約も確認してください。
ElevenLabs無料版の音声をYouTubeで使えますか?
非商用公開で指定の帰属表示を付ける条件なら利用できる場合がありますが、収益化動画やクライアント案件には使用できません。
VOICEVOXはMacでも使えますか?
Windows、Mac、Linuxに対応しています。対応OSのバージョンは公式Q&Aで確認してください。
VOICEVOXで普通のナレーター風の声は使えますか?
キャラクター音声に加え、キャラクターのいないVOICEVOX Nemoを利用できます。ただし、クレジット表記とNemoの規約確認が必要です。
両方を同じ動画で使えますか?
使用できます。ElevenLabsをメインナレーター、VOICEVOXを補足キャラクターにするなど、役割を分ける方法があります。
初心者はどちらから始めればいいですか?
予算をかけずに始めるならVOICEVOXです。自然な音声を最優先する場合はElevenLabs無料版で音質を試し、収益化前に有料化してください。
まとめ:動画の世界観と制作費で選ぶ
ElevenLabsとVOICEVOXは、優劣ではなく、目指す動画の世界観によって使い分けるツールです。
- 自然な長文ナレーションならElevenLabs
- 無料運用ならVOICEVOX
- ずんだもん・四国めたん動画ならVOICEVOX
- 多言語化ならElevenLabs
- 自分の声のクローンならElevenLabs
- 細かな日本語アクセント編集ならVOICEVOX
- 大量のショート動画ならVOICEVOX
- 企業・広告・ドキュメンタリーならElevenLabs
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