2026年版 / AI音声ツール比較
ElevenLabsの代替AI音声ツール7選|安い・無料・日本語対応で比較
ElevenLabsは自然なAI音声を生成できる有力サービスですが、「もっと安いサービスはない?」「完全無料で使いたい」「日本語だけなら別のツールで十分では?」と感じる方もいるでしょう。
実際、AI音声ツールは用途によって最適解が異なります。
YouTubeナレーション、キャラクター音声、動画編集、多言語化、API組み込みなど、目的によってはElevenLabs以外の方が費用対効果が高くなる場合があります。
完全無料・日本語重視ならVOICEVOX、動画制作までまとめたいならMurf AIやLOVO AI、多言語のクリエイター向けならSpeechify Studio、APIで安く大量生成するならGoogle Cloud TTS・Azure AI Speech・Amazon Pollyが有力です。
一方、自然なナレーター系音声、Voice Clone、クリエイター向けUIのバランスではElevenLabsも依然として強力です。
ElevenLabsの代替サービスを探すとき、月額料金だけで選ぶのはおすすめできません。
AI音声ツールでは、次の違いが実際の使いやすさとコストへ大きく影響します。
- 無料版でどこまで生成できるか
- 日本語音声が自然か
- 商用利用できるか
- Voice Cloneが使えるか
- YouTube向けの編集機能があるか
- 毎月の生成量に上限があるか
- ブラウザだけで使えるか
- APIやコードが必要か
そこでこの記事では、「ElevenLabsより安いか」だけでなく、「何に使うならElevenLabsより向いているか」という視点で7サービスを比較します。
この記事で分かること
- ElevenLabsの代替候補7サービス
- 無料で使いやすいAI音声
- 日本語に強いAI音声
- YouTube向けのAIナレーション
- Voice Clone対応サービス
- 商用利用するときの注意点
- APIで安く大量生成する方法
- ElevenLabsから乗り換えるべき人
- ElevenLabsを使い続けた方がよい人
- 結論:ElevenLabsの代替候補7選
- そもそもElevenLabsから乗り換える必要はある?
- 1位:VOICEVOX|完全無料・日本語なら最有力
- 2位:Murf AI|企業動画・プレゼン・YouTube向け
- 3位:Speechify Studio|吹き替え・多言語コンテンツに強い
- 4位:LOVO AI|音声と動画編集を一つにまとめたい人向け
- 5位:Google Cloud Text-to-Speech|安く大量生成したい人向け
- 6位:Azure AI Speech|企業・アプリ組み込み向け
- 7位:Amazon Polly|大量読み上げを安く自動化したい人向け
- 7サービスを目的別に比較
- 無料で使うならどれが一番おすすめ?
- 日本語の自然さで選ぶなら?
- 「一番安い」だけで選ばない
- ElevenLabsを使い続けた方がいい人
- ElevenLabsから乗り換えた方がいい人
結論:ElevenLabsの代替候補7選
| サービス | 無料 | 日本語 | 商用利用 | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|---|
| VOICEVOX | ◎ | ◎ | ○※規約確認 | 無料・日本語・キャラクター |
| Murf AI | ○ | ○ | 有料版○ | YouTube・企業動画 |
| Speechify Studio | ○ | ○ | 有料版○ | 動画・吹き替え・多言語 |
| LOVO AI | 無料試用 | ○ | ○ | 音声+動画編集 |
| Google Cloud TTS | 無料枠あり | ◎ | ○ | API・大量生成 |
| Azure AI Speech | 無料枠あり | ◎ | ○ | アプリ・企業システム |
| Amazon Polly | 無料枠あり | ○ | ○ | API・大量読み上げ |
完全無料 → VOICEVOX
動画制作 → Murf AI / LOVO AI
多言語 → Speechify Studio
開発・API → Google / Azure / Amazon
自然さ+Voice Clone → ElevenLabs
そもそもElevenLabsから乗り換える必要はある?
ElevenLabsは2026年8月時点で、Freeが10,000クレジット、Starterが月6ドル・30,000クレジット、Creatorが通常月22ドル・121,000クレジットです。Starter以上には商用ライセンスが含まれます。
そのため、月額6ドルから商用利用できる点だけを見れば、必ずしも高額なサービスではありません。
ただし、次のような場合は代替サービスを検討する価値があります。
- 完全無料で商用音声を作りたい
- クレジット制が気になる
- 日本語だけ使えればよい
- キャラクター音声を使いたい
- 動画編集まで1サービスで完結したい
- APIで数十万〜数百万文字を生成したい
1位:VOICEVOX|完全無料・日本語なら最有力
ElevenLabsの代替として、日本の個人クリエイターが最初に比較したいのがVOICEVOXです。
VOICEVOXはWindows・Mac・Linuxで利用でき、商用・非商用を問わず無料で利用できます。ただし、使用するキャラクター・音声ライブラリごとの規約確認が必要です。
VOICEVOXの強み
- ソフト本体が無料
- 月額課金なし
- 日本語向け
- アクセントを細かく編集できる
- 生成量を月間クレジットで管理しなくてよい
- キャラクター音声が豊富
- キャラクターなしのVOICEVOX Nemoもある
弱点
- クレジット表記が必要
- 各音声・キャラクター規約の確認が必要
- 多言語用途には向きにくい
- ElevenLabsのようなVoice Clone用途とは方向性が違う
ずんだもん解説、掛け合い動画、日本語ショート、大量の無料ナレーション。
2位:Murf AI|企業動画・プレゼン・YouTube向け
Murf AIは、AI音声と動画・プレゼン制作を組み合わせたい人に向いたサービスです。
2026年8月時点の公式料金では、Freeは0ドルで10分のVoice Generationを試せますが、ダウンロードや商用権はありません。Creatorは年払い換算で月19ドルからで、商用権・無制限ダウンロード・200以上のVoice・30以上の言語やアクセントが含まれ、日本語にも対応しています。
Murf AIの強み
- 日本語対応
- 200以上のVoice
- 動画・プレゼン用途に強い
- 発音調整機能
- Canva連携
- 有料Creatorで商用利用
弱点
- 無料版では商用利用できない
- 無料版ではダウンロード不可
- CreatorはElevenLabs Starterより月額が高い
音声単体ではなく、企業プレゼン・説明動画・研修資料までまとめて作りたい人。
3位:Speechify Studio|吹き替え・多言語コンテンツに強い
Speechify Studioは、音声生成だけでなくDubbing Studio、Voice Changer、Voice Cloneなどをまとめて使いたいクリエイター向けです。
Freeは0ドル・600 Studio Creditsで、1,000以上のVoiceへアクセスできますが、Voice Cloneと商用利用権はありません。Studio Starterは年100ドルで86,400 Credits、Voice Cloneと商用利用権が付きます。Studio Creatorは年300ドル・345,600 Creditsです。日本語もVoice Over対応言語に含まれています。
強み
- 1,000以上のVoice
- 日本語対応
- Voice Clone
- 吹き替え
- 動画素材・音楽素材との統合
- YouTube用途を公式に想定
弱点
- 無料版に商用利用権がない
- 年額契約が中心
- 機能が多く、音声だけ欲しい人にはオーバースペックになりやすい
日本語動画を英語などへ展開するクリエイター、YouTube吹き替えを効率化したい人。
4位:LOVO AI|音声と動画編集を一つにまとめたい人向け
LOVO AIのGennyは、AI音声生成、Voice Clone、動画編集、字幕などをまとめたオールインワン型サービスです。
公式情報では500以上のVoice、100言語規模への対応を掲げ、日本語も対象です。約1分の音声からVoice Cloneを作れる機能もあり、Pro機能は14日間試用できます。
強み
- 日本語対応
- 500以上のVoice
- 100言語規模
- Voice Clone
- オンライン動画編集
- 字幕生成
- YouTube用途と相性が良い
弱点
- 音声だけ欲しい人には機能過多になりやすい
- 無料プランではなくトライアル中心
- 最新料金を契約時に確認する必要がある
「台本 → AI音声 → 字幕 → 動画編集」まで同じサービス内で進めたい人。
5位:Google Cloud Text-to-Speech|安く大量生成したい人向け
ここからは、クリエイター向けWebアプリではなくAPI系サービスです。
Google Cloud Text-to-Speechは日本語のStandard、WaveNet、Neural2、Chirp 3 HDなど複数タイプの音声を提供しています。
料金は従量課金で、Standard・WaveNetは100万文字あたり4ドル、Neural2は16ドル、Chirp 3 HDは30ドルです。音声タイプによって月間無料枠もあります。
強み
- 日本語対応が豊富
- 大量生成時にコストを管理しやすい
- 月額サブスクではなく従量課金
- APIへ組み込みやすい
- アプリやWebサービスに向く
弱点
- ElevenLabsのような初心者向け制作UIとは異なる
- Google Cloudの設定が必要
- YouTube動画を手軽に1本作る用途では手間が増える
大量ナレーション、自動化、Webサービス、業務システム。
6位:Azure AI Speech|企業・アプリ組み込み向け
MicrosoftのAzure AI Speechも、日本語対応の有力なTTSサービスです。
Azure Speechでは100以上の言語・ロケール向けのニューラル音声を提供し、標準Voiceに加えてCustom Voiceも用意されています。課金は主に処理文字数ベースで、Free(F0)とStandard(S0)の価格レベルがあります。
強み
- 日本語対応
- 多数の言語・ロケール
- Custom Voice
- Speech SDK・REST API
- 企業システムへ組み込みやすい
- Speech Studioからコードなしで試せる
弱点
- 料金体系が初心者には分かりにくい
- Azureアカウント・リソース作成が必要
- 個人YouTuberが単純に音声ファイルを作るだけなら機能過多
Microsoft環境、企業システム、音声アプリ、カスタムVoice開発。
7位:Amazon Polly|大量読み上げを安く自動化したい人向け
Amazon PollyはAWSのText-to-Speechサービスです。
日本語ではMizuki、Takumi、Kazuha、TomokoなどのVoiceが用意され、Standard・Neural音声を利用できます。
料金は従量課金で、無料枠を超えた場合、Standardは100万文字あたり4ドル、Neuralは16ドル、Generativeは30ドルです。新規利用者向けの無料利用枠も設定されています。
強み
- 日本語対応
- 低コストな従量課金
- 大量生成向け
- API・AWSサービスと統合できる
- 一度生成した音声を追加料金なしで再生できる
弱点
- AWSの知識が必要
- クリエイター向け動画編集機能はない
- Voice Cloneを目的にするサービスではない
自動読み上げ、ニュース、業務システム、アプリ、大量コンテンツ生成。
7サービスを目的別に比較
| 目的 | おすすめ |
|---|---|
| 完全無料 | VOICEVOX |
| 日本語キャラクター | VOICEVOX |
| 自然なYouTubeナレーション | ElevenLabs / Murf / LOVO |
| 動画編集まで | LOVO / Murf |
| 多言語吹き替え | Speechify Studio |
| API大量生成 | Google Cloud / Azure / Amazon Polly |
| 安い従量課金 | Google Cloud / Amazon Polly |
| Voice Clone重視 | ElevenLabs / Speechify / LOVO |
無料で使うならどれが一番おすすめ?
「お金をかけたくない」が最優先なら、最も分かりやすい選択肢はVOICEVOXです。
VOICEVOX Nemoはキャラクターなしのナレーション用途にも利用でき、商用・非商用を問わず無料です。
VOICEVOX
↓
Google Cloud / Amazon Pollyの無料枠
↓
Murf / Speechifyの無料テスト
↓
ElevenLabs Free
ただし、ElevenLabs、Murf、SpeechifyなどはFreeプランに商用利用制限があります。YouTube収益化を目的とする場合は、無料かどうかだけでなく商用ライセンスを必ず確認してください。
日本語の自然さで選ぶなら?
日本語だけを使う場合でも、「日本語対応」と「自分の動画に合う日本語音声」は同じではありません。
Voiceによって話し方・抑揚・固有名詞の読み方が変わるため、最終的には同じ原稿を実際に生成して比較する必要があります。
比較用テスト原稿
約9000万年前。
現在は氷に覆われている南極に、
緑の森が広がっていました。
しかもそこは、
雨が降る温暖な世界だったのです。
では、なぜそんなことが可能だったのでしょうか。
同じ文章をElevenLabs・VOICEVOX・Murf・Speechify・LOVOで生成し、自然さだけでなく修正時間まで記録してください。
「一番安い」だけで選ばない
AI音声ツールの本当のコストは、月額料金だけではありません。
ツール料金
+
読み間違いを修正する時間
+
動画編集へ移す時間
+
設定を覚える時間
+
不足機能を別サービスで補う費用
たとえばAPIは1文字あたり非常に安くても、自分でコードや自動化を組む必要があるなら、初心者にとって最安とは限りません。
逆に大量生成する事業者なら、月額型のクリエイターサービスよりAPI従量課金の方が大幅に安くなる可能性があります。
ElevenLabsを使い続けた方がいい人
- 現在のVoiceに満足している
- YouTube用の自然なナレーションが中心
- Starterの30,000クレジットで足りる
- Voice Cloneを頻繁に使う
- ブラウザから簡単に生成したい
- API設定をしたくない
- 既に制作フローが完成している
特にStarterは月6ドルで商用ライセンスとInstant Voice Cloneが含まれるため、「安い代替を探した結果、結局ElevenLabsの方がシンプルだった」というケースもあります。
ElevenLabsから乗り換えた方がいい人
VOICEVOXへ
日本語だけ・無料最優先・キャラクター音声を使いたい。
Murfへ
企業動画・プレゼン・Canva連携を重視したい。
Speechifyへ
吹き替えや多言語動画を大量に作りたい。
LOVOへ
音声と動画編集を同じサービスへまとめたい。
失敗しない代替ツールの選び方7ステップ
用途を決める
YouTube・広告・アプリなど目的を明確にします。
予算を決める
無料・月額・従量課金のどれがよいか決めます。
日本語を試す
同じ原稿で発音を比較します。
修正時間を測る
生成から完成まで何分かかったか記録します。
商用利用を確認
YouTube収益化・案件利用の条件を確認します。
月間量を計算
毎月必要な文字数・時間を計算します。
3本制作して決定
実際の制作時間と品質で正式採用します。
よくある質問
ElevenLabsより安いAI音声ツールはありますか?
あります。VOICEVOXは無料で利用でき、Google Cloud Text-to-SpeechやAmazon Pollyは従量課金で大量生成時に低コストになる場合があります。
ElevenLabsの代わりに無料で使うなら何がおすすめですか?
日本語中心ならVOICEVOXが有力です。商用利用時はVOICEVOX本体だけでなく、使用するキャラクター・音声ライブラリの規約も確認してください。
日本語に一番向いている代替ツールは?
無料・日本語編集を重視するならVOICEVOXです。自然なナレーター系ではMurf、Speechify、LOVOなども実際のVoiceを比較して判断してください。
YouTubeにおすすめのElevenLabs代替は?
無料ならVOICEVOX、動画制作までまとめるならMurf AI・LOVO AI、多言語展開ならSpeechify Studioが候補です。
AI音声を大量生成するならどれが安いですか?
Google Cloud Text-to-Speech、Azure AI Speech、Amazon Pollyなどの従量課金APIが候補です。必要文字数と使用するVoiceタイプで料金を計算してください。
ElevenLabsから乗り換えない方がいい場合もありますか?
はい。自然なVoice、Voice Clone、簡単なブラウザ操作、月6ドルからの商用利用に満足している場合は、無理に乗り換える必要はありません。
無料AI音声を収益化YouTubeに使えますか?
サービスによって異なります。無料でも商用利用できるVOICEVOXのようなサービスもありますが、Murf、Speechify、ElevenLabsの無料プランには商用利用制限があります。
まとめ:ElevenLabsの代替は「価格」ではなく目的で選ぶ
ElevenLabsより安いサービスはあります。
しかし「安い=ElevenLabsより良い」とは限りません。
- 完全無料ならVOICEVOX
- 企業・プレゼンならMurf AI
- 多言語・吹き替えならSpeechify Studio
- 動画編集までまとめるならLOVO AI
- 大量API生成ならGoogle Cloud TTS
- Microsoft環境ならAzure AI Speech
- AWS・大量読み上げならAmazon Polly
- 自然さ・Voice Clone・簡単さならElevenLabsも依然有力
まずはElevenLabsを含め2〜3サービスで、同じ100〜300文字の原稿を生成してください。
音質だけでなく「修正に何分かかったか」「商用利用できるか」「月間利用量でいくらになるか」まで比較すると、自分にとって本当に安いサービスが見えてきます。
まずElevenLabsと代替ツールを同じ原稿で比較する
最初から乗り換えを決める必要はありません。同じYouTube台本を複数サービスで生成し、音質・修正時間・料金を比較してから決めましょう。
ElevenLabsを無料で比較する

